イタリア名曲コンサートは
みんなが一緒に育ててくれた大切なコンサート。
ひょんなきっかけで始まったイタリア名曲コンサートではあるけれど、以来、真面目にやってきました。
イタリアの名曲を演奏するといってもジャンルは様々だし、どの曲もマンドリン以外の楽器やオーケストラのために
かかれたものばかりだから、マンドリンとピアノで演奏するためには、どれも1から自分で編曲するんです。
一緒に演奏してくれるピアニストさんのためにも楽譜をつくっては、また考え直して、つくり直しての繰り返し。
マンドリンはソロで演奏することも珍しく、ゼロから今の形にするまで時間がかかりました。
そんな中、たくさんの人が「イタリア名曲コンサート」の成長を支えてくれました。
初期の頃から一緒に演奏しているピアニストの北川美晃さん。彼の自由で豊かなピアノのセンスが、間違いなく僕の演奏をより豊かなものにしてくれたし、クラシック路線から演奏のアドバイスもたくさんくれました。
それから、名古屋市のクラシックホール、宗次ホールの支配人である野間さん。まだ始まって間もなかったイタリア名曲演奏を高く評価してくれ、ホールの大切な第一回スイーツタイムコンサート企画を僕のコンサートに賭けてくれました。
日本のマンドリン界の巨匠であり、マンドリン博物館の館長さんである南谷博一さん。以前からお世話になっているんですが、ホームページができた時も、電話をくれて激励のことばをかけてくれたり、いつも温かく見守ってくれています。
そして2005年からの友人で、世界的な中国琵琶奏者であるト・ゼンショウさん。彼は「イタリア名曲コンサート」を
「絶対いい!」とはじめからすごく推してくれた一人で、僕は演奏面でも彼に影響を受けているし、彼の言葉やアドバイスを大事にしています。人間的にも彼の明るい人柄が大好きです。
他にも、ここに書ききれないたくさんの人が「イタリア名曲コンサート」を応援してくれました。
みんなが一緒に育ててくれたコンサートだから、僕もこのコンサートが大好きで、大事にしたいと心から思っています。